【名刺発注業務は“現場の叫び”が届かない】約8割の担当者が負担を実感も、経営者の関心は希薄な実態が明らかに
名刺発注業務をDX化していない企業の①人事総務などの担当者と②経営者のそれぞれを対象に、「名刺作成
オンライン商談ではデジタルが主流!?時代に合わせて進化する名刺コミュニケーションを大調査
名刺を使用する機会がある会社員を対象に、「名刺の利用実態と求められる役割・印象・効果」に関する調査を実施しました。
リモートワークやオンライン商談の普及により、ビジネス上のコミュニケーション様式は大きく変化しています。
その中で、名刺交換の在り方も見直されつつあり、「紙の名刺」と「デジタル名刺」の共存が新たなスタンダードになりつつあるようです。
一方で、名刺は単なる連絡手段にとどまらず、第一印象やその後のその後の関係性構築、さらには商談成果にも影響を与える重要なツールでもあります。
実際に、名刺の役割や使い分けについて、会社員・経営者たちはどのように捉えているのでしょうか。
「名刺の利用実態と求められる役割・印象・効果」に関する調査結果を報告いたします。
調査概要:「名刺の利用実態と求められる役割・印象・効果」に関する調査
【調査期間】2025年10月22日(水)~2025年10月23日(木)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,011人(会社員503人/経営者508人)
【調査対象】調査回答時に①名刺を利用することが多い会社員/②経営者と回答したモニター
【調査元】株式会社オンデオマ(https://www.houjin-meishi.com/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
Contents
回答者の職業・職種は次の通りです。

「所属・業種」は『製造・ものづくり関連(木工、金属、紙など)(22.8%)』が最も多く、『サービス業(飲食・美容・観光など)(14.8%)』『IT・通信・スタートアップ関連(13.3%)』と続きました。
名刺交換は幅広い職種で行われていますが、とりわけ製造業などの現場型ビジネスでも依然として信頼関係構築のための重要なツールとして機能していることがうかがえます。デジタル化が進む中でも、対面での信頼構築を重視する職種において、名刺は欠かせないビジネス文化の一部であるといえるでしょう。

続いて「名刺を最も多く使う場面」を尋ねたところ、以下のような回答になりました。
■デザイン・広告・クリエイティブ職
・「対面商談(67.3%)」
・『展示会・イベント(20.2%)』
・『異業種交流会・ネットワーキング(6.7%)』
■製造・ものづくり関連(木工、金属、紙など)
・「対面商談(61.7%)」
・『展示会・イベント(14.8%)』
・『オンライン商談(9.6%)』
■IT・通信・スタートアップ関連
・「対面商談(50.8%)」
・『展示会・イベント(20.2%)』
・『異業種交流会・ネットワーキング(10.4%)』
・『オンライン商談(10.4%)』
■教育・医療・福祉関連
・「対面商談(54.9%)」
・『展示会・イベント(13.4%)』
・『異業種交流会・ネットワーキング(12.2%)』
■公務・団体・士業
・「対面商談(63.8%)」
・『異業種交流会・ネットワーキング(13.8%)』
・『展示会・イベント(8.6%)』
■サービス業(飲食・美容・観光など)
・「対面商談(70.6%)」
・『異業種交流会・ネットワーキング(10.0%)』
・『展示会・イベント(6.7%)』
・『採用面接や人材交流の場(6.7%)』
全体としては、対面での交流が生じやすい「対面商談」での名刺利用が最も多く、業種を問わず名刺が「出会いの場」で活躍していることが分かります。
一方で、IT・通信業や製造業などでは「オンライン商談」での利用も一定割合を占めており、リアルとデジタルの接点が共存している現状がうかがえます。
名刺は「対面商談」や「展示会」といったフォーマルな場だけでなく、「異業種交流会」などカジュアルなシーンでも活用されており、場面に応じた使い分けが進んでいるようです。オンライン化の流れの中でも、名刺が持つ出会いの象徴としての価値はなお健在であるといえるでしょう。

「使用している名刺の『こだわり』や『特徴』」について尋ねたところ、『デザイン・レイアウトにこだわっている(31.8%)』が最も多く、『紙質や素材にこだわっている(例:木、布、エコ用紙など)(23.4%)』『QRコードやSNSリンクを載せている(14.1%)』と続きました。
名刺に対する姿勢の差は、職種や立場、そして自社のブランディングへの意識の有無によって分かれていると考えられます。
デザインへのこだわりが強い層は、名刺を自己表現や印象形成において重要なものだと認識していることがうかがえます。

「名刺の役割」について尋ねたところ、以下のような回答になりました。
■経営者
・『人とのつながりを作る「コミュニケーションツール」(33.3%)』
・『第一印象を左右する「自己表現ツール」(24.4%)』
・『営業・販促のための「ビジネスツール」(21.3%)』
■会社員
・『人とのつながりを作る「コミュニケーションツール」(33.2%)』
・『名刺交換の習慣的・形式的なもの(25.3%)』
・『営業・販促のための「ビジネスツール」(22.7%)』
いずれの立場においても、「コミュニケーションツール」としての役割が最も多く挙げられました。
経営者は「自己表現」を重視する傾向が強く、会社員は「営業活動」や「形式的な交換」など、実務的な側面を意識しているようです。
この結果から、名刺は単なる情報カードではなく、「人と人をつなぐ出発点」としての意味を持っていることが分かります。

「名刺交換した後の方が相手との関係が深まったか」について尋ねたところ、7割以上の方が『とてもある(24.2%)』『ややある(47.9%)』と回答しました。
この結果から、名刺交換が人間関係の構築や信頼形成に寄与していることが示されました。
名刺を介した方が、単なる接点を超えて関係性の深化に繋がる可能性を示していると考えられます。
ビジネスの第一歩として、名刺の存在は心理的な安心感や親近感をもたらしているようです。

「デジタル名刺の使用経験」ついて尋ねたところ、約3割の方が『ある(30.9%)』と回答しました。
では具体的に、どのような場面で使用しているのでしょうか。

前問で『ある』と回答した方に「デジタル名刺の使用場面」を尋ねたところ、『オンライン商談(44.2%)』『展示会・イベント(37.5%)』『対面商談(29.2%)』が上位となりました。
デジタル名刺は特にオンラインや遠隔の場面で活用が進んでおり、紙の名刺が使いにくいシーンで役割を果たしていることが分かります。
ただし全体の7割は、オンライン名刺を使用したことがないと回答しており、利便性よりも「実体を持つ名刺」の価値を重視する方も多いことがうかがえます。
前問で『ある』と回答した方に「紙とデジタル名刺の使い分け方」を尋ねたところ、『初対面や公式な場では紙、カジュアルな交流やSNS交換ではデジタルを使用している(36.3%)』が最多となり、『対面商談や展示会では紙、オンライン商談ではデジタルを使用している(33.3%)』『国内では紙、海外やオンラインの場ではデジタルを使用している(12.8%)』が続きました。
この結果から、ビジネス上の「フォーマル度」に応じて媒体を使い分ける傾向が示されました。
紙の名刺は「礼儀・信頼」の象徴として位置づけられ、デジタル名刺は「利便性・スピード」を重視するツールとして認識されているようです。

「名刺の今後の主流の形」について尋ねたところ、以下のような回答になりました。
・『紙の名刺が主流のまま続く(33.4%)』
・『紙とデジタルの併用が主流になる(51.7%)』
・『デジタル名刺に完全移行する(7.1%)』
・『名刺そのものが不要になる(7.8%)』
多くの方が、紙かデジタル名刺のどちらか一方ではなく、目的や場面に応じた「ハイブリッド運用」を想定していることが分かります。
デジタル化が進む中でも、紙の名刺が持つ「味」は引き続き価値を持ち続けると考えられます。
最後に、「名刺に今後期待する役割や効果」を尋ねたところ、『相手の記憶に残るきっかけになる(46.0%)』が最多で、『自己紹介や人柄を印象づけるツール(31.0%)』『連絡先を効率的に交換できる手段(28.5%)』と続きました。
多くの方が「相手の記憶に残る名刺」を求めていることから、名刺は単なる連絡先ではなく「印象を残すツール」として見られていることが分かります。
特に「人柄を伝える」「自己紹介として印象づける」といった回答が多いのは、会話のきっかけや信頼感をつくる手段として名刺が活用されているためでしょう。
今回の調査で、名刺は依然としてビジネスシーンに欠かせない存在であることが明らかになりました。
製造業やサービス業をはじめ、幅広い業種で「展示会・イベント」や「商談」の場における名刺の活用が多く見られ、特に対面でのコミュニケーションを重視する層にとっては、信頼関係を築く第一歩として重要な役割を果たしています。
一方で、オンライン商談やリモートワークの普及により、名刺交換のスタイルは変化しています。
デジタル名刺を使う人は3割に達し、「オンライン商談」や「展示会」での活用が目立ちました。
紙とデジタルを状況に応じて使い分ける“ハイブリッド運用”が一般化しつつあり、紙は「礼儀や信頼の象徴」、デジタルは「効率と手軽さのツール」として棲み分けが進んでいるといえます。
また、経営者・会社員を問わず多くの人が、名刺を「コミュニケーションツール」として認識しており、7割以上が「名刺交換を通じて関係が深まった」と回答しました。
この結果は、名刺が単なる情報交換ではなく、“人と人をつなぐきっかけ”としての価値を持ち続けていることを示しています。
名刺を介して相手に安心感を与えたり、後日の再会や商談に繋がったりするなど、名刺には心理的な距離を縮める効果もあると考えられます。
さらに、今後の名刺に期待する役割として最も多く挙げられたのは「相手の記憶に残るきっかけになる」でした。
多くの方が名刺を“印象を残すためのツール”として捉えており、デザイン・素材・表現などを通じて「自分らしさ」や「企業らしさ」を伝えたいという意識が高まっています。
名刺は情報を載せるための紙片ではなく、受け取った瞬間にその人や企業の個性を感じさせる“小さなメディア”へと進化しているといえるでしょう。
今後は、紙とデジタルのどちらが主流になるかではなく、「相手との関係性をどう築くか」という視点がより重視される時代に向かっています。
名刺が果たすべき役割は、単なる形式ではなく、印象・信頼・つながりを生むための体験価値の提供へとシフトしているのです。
デジタル化が進む中でも、人と人の“出会い”を象徴する名刺の価値は、今後も揺らぐことなく続いていくと考えられます。

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